ここでは売れるメニューブック作成のノウハウを無料で公開いたします。

ノウハウを活用した飲食店様だけのメニューを「簡単作成らくらく飲食店メニュー」で作成して頂き 、売り上げアップに是非お役立て下さい。

料理写真の撮影方法

料理写真は、メニューを作る上で大きなポイントになるモチーフです。

視覚的なアピールが効果的に行えるような料理写真を用意できるように、撮影素材のおいしそうな見せ方と料理写真の撮り方をアドバイスします。
頑張っておいしさを訴求できる料理写真を撮影してください。

■ 素材をおいしそうに見せる方法

写真を撮る前にちょっとひと工夫。おいしそうな料理をもっとおいしそうに見せるためのテクニックを紹介します。

●乾きやすい食材のおいしそうな見せ方

お刺身や握り、魚の塩焼きなど、撮影中に素材が乾き、パサパサしたイメージの写真になりやすい料理の場合、素材の表面をみりんで塗っておくとつやが出ておいしそうに見えます。
少し味が変わってしまいますが、みりんですので撮影後に食べることもできます。

●ビールのきめ細かい泡の作り方

ビールと料理写真を同時に撮る場合、撮影に時間がかかるとビールの泡が消えてしまうことがあります。

この場合、ビールの上から塩をひと振りすると、きめ細かい泡が発生します。ただし、入れすぎると泡があふれてしまいますので注意してください。

●グラス回りの水滴の作り方

冷えたグラス回りの水滴を撮影する場合、水滴同士のくっつきやグラスへの張り付きなどで、奇麗に丸まった水滴の撮影は非常に難しいものです。

この場合、防水スプレーをまずグラス回りに吹き付け、霧吹きで水滴を作ることで、奇麗に丸まった水滴を作ることができます。
なお、防水スプレーは飲食用途には適しませんので、撮影専用にグラスを準備することをお勧めします。

●ドリンクなどの液体の綺麗な撮り方

逆光でライティングし、透明物を透かせることで、きれいに見せることができます。
透明物を撮影するとグラスに反射して、カメラやカメラを持っている自分の姿などが写りこんでしまう場合がありますので、注意しましょう。

■ 料理写真の撮影方法

構図の決め方やトリミング、ライティングのノウハウなど、素人でもできる料理写真撮影のための基礎知識を紹介します。

●構図について

料理写真をおいしそうに伝えるために何よりも重要なことは構図をしっかりさせることです。
以下に料理をおいしそうに見せる、基本的な構図をご紹介いたします。

  • 1皿の単品写真の場合。
    • 極力アップで撮影します。器の両縁は必ずフレームからはみ出させて下さい。アップによって、おいしさがより伝われば問題有りません。
    • カメラポジションは、床を0度として30度から60度までの間とします。
    • 30度など寝かせて撮る場合は、背景をボケかして料理がメインとなるよう、絞りを開けて撮影します。
  • 複数皿の集合料理写真の場合。
    • 小さくなりがちですので、お皿は、極力つめて配置してください。
    • 小さなスペースにギュッと押し込むようなイメージです。
    • 皿を横に1列にしてはいけません。
    • カメラポジションは、床を0度として45度から60度までの間とします。

●ライティングについて

料理写真のライティングの基本は逆光です。
これで料理のツヤの部分に光が反射することによるハイライトがつき、より食欲をそそる料理写真になります。

ただし、単純に逆光にしてしまうと料理手前部分が暗くなってしまうため、補助光源やレフ板で明るさを足します。

光源は自然光か写真用ライトを利用します。 一般的な設備用蛍光灯や店舗照明では、なかなかうまく撮れません。また、照明・光の種類を混ぜると色温度がおかしくなりますので撮影時は1種類に限定しましょう。

●明るさ(露出調整)について

カメラには露出調整機能という写真の明るさを調節する機能が付いています。
おいしく見せるためには、+0.5から+1.2までの範囲で、明るめに撮影すると清潔感があり印象よくお料理を撮影することができます。
白い色が少し飛ぶぐらいでもかまいません。

●広角・望遠・マクロについて

料理は基本的に、そのカメラで撮影できる一番広角で撮影して下さい。
大きさは、料理にカメラを近づけたり離したりして構図を決めます。

カメラと対象物を近くに寄せて撮影することができるマクロ切替え機能もありますので、ピントが合わない場合はマクロモードに切り替えて撮影します。

●ホワイトバランスについて

ホワイトバランスは手動に切り替えて撮影を行います。
太陽光・蛍光灯・白熱灯から、光源にあった合ったホワイトバランスを指定し撮影します。
赤みが強いと感じた場合には白熱灯モードを指定してみてください。

●写りこみ回避の方法

カメラやカメラを持っている自分の姿などが、食器やグラスに写りこまないように注意しましょう。

写りこみは以下の方法で回避してください。

  • 真正面から撮るのではなく、直接反射しない位置までカメラを移動してください。
  • 自分やカメラ部が他の写りこみ部より暗くなるようにします。
  • カメラの左右両方にレフ板(白い紙で代用可)を設置し、わざと反射させることでカメラを目立たなくします。
  • 液体部がライティングの反射で白く、ハイライトがつくようにします。撮影位置をうまく調整してください。

●料理写真で撮影するお勧めのカメラ

広角やマクロ機能は、カメラによって性能が異なります。
コンパクトカメラでもかまいません。

料理写真を撮る上でお勧めのカメラを以下に示します。

  • レンズは広角28mm以下で撮影できることが望ましい。
  • マクロは10cm以内に近寄って撮影ができることが望ましい。
  • 手ぶれ補正があると便利です。